キングス176-175クリッパーズ(2OT)
もう何て言えばいいですかね。
言葉が見つかりません。
DETとDENが1983年に同じく2OTで186-184だった試合に次ぐ、NBA史上2番目にハイスコアな試合でした。
試合時間2時間48分の大熱戦。
サボヤン退場、クリッパーズ3P成功26本、B2 Bの2日目、トニーブラザーズという逆風にもめげず、よく勝利をもぎ取りました。
FINAL: Kings outlast the Clippers, 176-175 in double OT!
— Sacramento Kings (@SacramentoKings) 2023年2月25日
👑 @AhmadMonk 45 PTS, 6 AST
👑 @swipathefox 42 PTS, 12 AST
👑 @dsabonis11 20 PTS, 10 REB
Presented by @RedHawkCasino pic.twitter.com/agMXcX1vFb
クリッパーズは、ラス、プラムリー、ゴードンも加入して、プレーオフに向けて大補強。その最初の試合ということで、19068人の観衆が詰めかけソールドアウト。
1Q40-40、
2Q36-40
と、前半から76-80と壮絶な点の取り合いとなりました。
3Q6:46で、サボヤンが5つ目のファウル。試合時間がまだ19分近く残る中、かなり苦しくなりましたね。結果的に、サボヤンはファウルアウトしますが、そのうちの3つのオフェンスファウルを全部、トニーブラザーズに笛吹かれてるんですよね。悪名高きトニーブラザーズは、自分で試合を作っちゃうからダメですね。
3Qは110-117で終了。
クリッパーズのコーナースリーが止まりませんね。レナードもほとんど落とさない。サイボーグかと思いましたよ。
4Q序盤はセカンドユニットが頑張り、4Q7:27には、129-130と1点差に迫ります。
クリッパーズのタイムアウト明けで、キングスはフォックスとサボヤンを投入。
クリッパーズもレナードとラスが入り、ベスメンの勝負になります。
しかし、ここでキングスは3連続ターンオーバー。
4Q4:25には、131-145と一気に14点差に離されます。
正直、ここで勝負あったかな、と思いましたね。
しかし、今季のキングスは諦めません。
その後の2分間で、138-147と9点差にします。
そして、ここからがキングスの真骨頂でした。
4Q2:30で、フォックスがPG13からスティール!
Swipa swipes Paul George 🔥 pic.twitter.com/q6OhaFXQwl
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2023年2月25日
さらにマレーが、PG13のバスをスティール!
Ty Lue after this Kings sequence ... pic.twitter.com/iEpjStChzC
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2023年2月25日
さらに、インバウンドパスから相手のオフェンスファウルも誘発。
B2Bで疲れてるはずなのに、高い位置からのプレスでボールを奪い、142-147の5点差。
さらにフォックスのレイアップと、サボヤンのレイアップで、ついに146-147と1点差に。
そして、150-153と3点ビハインドで迎えた残り8.5秒のポゼッション。
最後の最後で、モンクの同点スリー!
ARE YOU KIDDING, MALIK 😱 pic.twitter.com/trxMZCeFkz
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2023年2月25日
試合は延長戦に入ります。
この時点で153-153。トンデモないスコアになってました。
第一オーバータイムも、3:04に、PG 13のフリースローのミスを、ベイタムに決められ156-162と苦しい展開。その直前にサボヤンがファウルアウトし、絶体絶命。
でもそこからメトゥとモンク、フォックスの得点で同点に追いつきます。
164-164で迎えた残り20.4秒のクリッパーズのゲームウイナーもしのいで、第ニオーバータイムへ。
第二オーバータイムも、残り1:57で169-175と6点差つけられ、苦しい展開。
でもその直後にラスがファウルアウト。
これで流れがさらにキングスに。
ハリバンのフリースローで171-175。
そして、今日絶好調のモンクのスリー!
Malik has gone NUCLEAR pic.twitter.com/XcSb3nU94e
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2023年2月25日
これで174-175と1点差。残り1分!
ここからクリッパーズが、プラムリーの連続ターンオーバーで自滅してくれます。
そして、仕上げはやはりこの人でした。🦊
It's closing time ... you know who to call ☎️ pic.twitter.com/OacQp1SGoG
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2023年2月25日
もう、ボールが手につかないくらい、ヘロヘロ。限界もとっくに過ぎていたはずのフォックスが、決勝点となる魂のプルアップショット。
この1点リードを守り切り、歴史に残る試合を制しました。
まさにケンタッキーコネクションさまさまです。
Malik Monk and De'Aaron Fox shined bright in one of the greatest games of the season 🤩 pic.twitter.com/ssH3nPEhHZ
— ESPN (@espn) 2023年2月25日
もうこの2人がキングスでNBAタイトル🏆を獲ってくれるのではないか。
そんな未来を想像してしまいました。
"I don't give a f*ck who's over there."
— Sacramento Kings (@SacramentoKings) 2023年2月25日
Fox and Monk are only worried about themselves. 😤 pic.twitter.com/lWXY0c20xW
あのレギュラータイム最後に追いついた、フォックスからモンクへのパスなんかも、彼らの意思疎通ならではですよね。
リードトラッカー見てくださいよ。
もう、ほとんどリードされてたのに、これで勝ったんですよ。ハンパないですね。
さらにスタッツも見ると、、、
スティール18個ですって⁈
凄くないですか?
相手に25個もターンオーバーを誘発させてるし。
むちゃくちゃ点取られましたけど、結局はディフェンスの勝利ですよ。
勝負どころでのスティール、ターンオーバーの誘発が勝利につながりました。
それにしてもこの勝利は大きい。
ウエストのライバルとなるクリッパーズに勝ち、ウエスト3位を死守しただけでなく、一番大きいのは、自信が相当ついたのではないかと思いますね。
この試合、正直勝てるとは思ってませんでしたが、勝つと負けるとでは大違い。勝ったという経験値が、もう一段上のステージにチームを押し上げてくれそうです。
これで、今季のキングスは、
ロードで16勝13敗
オーバータイムは4勝0敗
B2Bも6勝4敗
今までとは考えられないような数字を残してます。
しかもオールスター後、2連勝!
この連勝はプレーオフ出場に向けて、最高のスタートです。
でも気は抜けません。
貯金10がかかるサンダーとのロード2連戦の後、ホームに帰って、クリッパーズとの再戦です。相手も今日の悔しさを晴らそうと全力で来るでしょうから、受け身にならず、挑戦者の気持ちで向かっていってほしいですね。
次もクリッパーズに勝てば、対LACは今季3勝1敗となり、プレーオフ争いでは有利になりますし、負けられない一戦です。今度はLACがB2Bなので、うちが有利かも。相手はベテラン多いし。
残り23試合、全力で戦おう!
GO Kings!