キングス115-113ヒート
アデバヨやダンロビなど11人の選手を欠きながら、現在5連勝中のヒートをホームに迎えての試合。
ショートハンドのヒートは、ニックスタウカスやカイルガイといった元キングスの選手を10日間契約を結ぶなど、懐かしい面々がサクラメント凱旋となりました。
一方のキングスは、ホルムズがプロトコル入りで欠場。代わりに、ダミ女が今季初めてスタメンに名を連ねました。バグリーは4試合連続のスタメンです。
1Qはわりとディフェンスを頑張り、ヒートを18点に抑えました。9-11と2点リードされた1Q5:42から、ヒールド、ハリバンのスリー、さらにヒールド、ミッチェル、レンの得点で13-0のランを見せ、突き放し、1Qは26-18で終え、好スタートを切ります。
2Qは、カイルガイやユートセブンの活躍もあり、40-40と一度は追いつかれます。
ルーキーのユートセブンはなかなか良さげな選手ですね。スタメンはこれで4試合連続4回目ですが、キャリアハイの22得点16リバウンド。恒例のキングスあるある、キャリアハイをプレゼントしました。これで4試合連続ダブルダブル、リバウンド二桁は何と8試合連続。ルーキーの中では8位に上昇、オフェンスリバウンドはモブリーに次ぐ5位まで上がってきました。彼はドラフト外ですよね?ヒートは凄い選手取りましたね。これでアデバヨに次ぐセカンドセンターの地位は確保。選手層が厚くなり、さらにイースト上位を狙えそうです。うちのクエタ君にも頑張ってほしいな。
追いつかれたキングスですが、リードは許さず、何とか前半は61-57とリードして終わります。前半はヒールドがFG4/6、3p3/5で12得点。彼が調子良い日は、チームも楽なんですよね。
今季初スタメンのダミ女も、14得点7リバウンドと素晴らしい活躍でした。
そして、魔の3Qへ。
71-71から6-0のランをかまされて、また引き離されるかなと思いましたが、今日は粘りました。フォックス、メトゥ、ヒールド、ミッチェルの得点などで食い下がり、90-90の同点で最終クォーターを迎えます。
4Qの立ち上がりは、
ミッチェル
ヒールド
ハークレス
メトゥ
レン
でスタート。
守備を重視?したのでしょうか、わりと珍しいメンツでスタートしました。ハークレスは久しぶりの出場ですし。
しかし立ち上がり1分半で7-0のランをかまされ、メトゥに代えて、ハリバートンを入れます。ここからヒールドがスパーク!連続スリーなど8得点を挙げる活躍で、残り8:41で99-99の同点に追いつきます。
そして、99-101と2点リードされた残り7:22で、切り札フォックス🦊投入。
同時に、ダミジョとハリバンも投入し、
フォックス
ヒールド
ハリバン
ダミ女
の必勝ラインナップで、勝負師ジェントリー爺さんが勝負を賭けます。
これが功を奏します。
フォックスの怒涛の連続得点で逆転。フォックスは今日、24得点中12得点を4Qで挙げる活躍ぶり。フリースローも4Qだけで9本もらい、そのうち8本決めました。
残り2:25で、ハリバートンが17フィートのシュートを決めて113-109と4点リード。ここで、ヒールドとハリバンが立て続けにスリーをミス。ここでどちらか決めておけば7点差になり、試合を決めていただけに痛かったですね。
試合巧者のヒートは、このチャンスを逃さず、ユートセブンとバトラーの得点で、残り26.6秒で113-113の同点に追いつきます。
しかし、試合を決めたのはやはりフォックスでした。
残り26.6秒から、たっぷりと時間を使って、ヒーローからファウルドロー。フリースローも二投ともしっかり決めて115-113。ホーネッツ戦の失敗が頭をよぎりましたが、今回はしっかり決めてくれました。
フォックスの今日のフリースローアテンプトはキャリアハイとなる15本。うち14本成功。今季はルール変更もあって、なかなかファウルドローできずに苦しむシーンも多々ありましたが、少しは新ルールに慣れてきましたかね?
それとも、審判もプロトコル入りしてる人が多く、代替審判が多いので、判定が曖昧なだけかも。バスケの専門家ではないので、ぶっちゃけ、よくわかりません。
フリースローがあまり上手くない印象のあるフォックスですが、今季の成功率は75.1%(今日の試合終了時点)。
これ、実はキャリア最高のスタッツなんです。
スリー成功率も、FG成功率も、平均得点も、アシストも軒並み前年よりダウンする中、フリースローだけはキャリアハイの成績で推移してます。これを機に、他のスタッツも上げてほしいですね。
そして、115-113とリードして残り6秒の守り。
Kings win 😅 pic.twitter.com/LLoFlr3kkw
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2022年1月3日
バトラーが外して、ヒートに勝利。
2022年初勝利を挙げました。
勝因は、フォックスとヒールドでしょうね。勝負どころでのフォックスの活躍、そしてヒールドのバカ当たりに尽きます。二人合わせて50得点です。
.@buddyhield started 2022 on 🔥
— Sacramento Kings (@SacramentoKings) 2022年1月3日
He came off the bench to hit seven treys en route to 26 points, tying his second-highest scoring total from this season 👌 pic.twitter.com/E6MWQF1bz8
特にヒールドはFG9/18、3P7/14の26得点。
彼が20得点以上したのは、これが12回目ですが、その内訳は8勝4敗です。
さらに25点以上となると、4勝0敗と全勝です。
彼が20点未満の試合は26試合。内訳は6勝20敗とかなり負け越してます。
つまり、ヒールドが活躍すれば勝てる。
ヒールドが抑えられればキングスは負ける。
特にウエストの各チームは、GSWをはじめ、ヒールド対策はしっかり織り込み済みですから、キングスなんてヒールド抑えとけばチョロいチョロい
と思われてるんでしょうね。
ヒールド自身、マンマークつかれたら一人で打開できないですし、スピードもなく、ハンドリングのテクニックもないですからね。
チームとして、
ヒールドのシュート力を上手く活用できるオフェンスシステムを構築するか、
ヒールド以外の選手が得点を量産できれば、
チームとして勝ち星も増えるんでしょうけど、今のままでは、ヒールドの調子にチームの勝敗が左右されるのは否めませんね。これはヒールド本人の責任というより、彼を生かすチームマネージメントの問題でしょう。
これでここ4試合で3勝目。順位は10位のまま。9位のウルブスとは1ゲーム差です。
次はLAへのショートトリップで、黄色いチームと対戦します。今季は1勝1敗。ロードで3OTの激戦を制し、ホームでレブロン抜きの相手に負けてます。
黄色いチームにだけは負けたくありません。
なんとか勝ってほしいですね。
GO KINGS!