キングス110-116グリズリーズ
プレーインへの望みが風前の灯だったキングス。
本日、グリズリーズに敗れ、正式にエリミネートされました。
キングスファンの皆様、今シーズンもお疲れ様でございました。
これでキングスは2005-06シーズンのプレーオフ進出を最後に、今季を含めて15シーズン連続でプレーオフ進出ならず。かつてクリッパーズが、76-77シーズンから90-91シーズンまで記録した15年に並びました。来年はキングスが記録を更新しそうですね。
米国4大スポーツでいえば、NFLのバッファロービルズの17年連続というのもありますから、それも視野に入ってきました。
でも、15年もプレーオフにいけなくて、よくフランチャイズが存続してますよね。
一時期、シアトルへの移転が決定的になったときもありましたけどね。
サクラメントにいつまでもいられるわけではないことを、ファンも肝に銘じておかないといけませんね。
オーナーにとって、魅力的な市場ではないですし、田舎暮らしを好まない選手もいますし、FAではいつも苦戦します。もちろん、オクラホマとかソルトレイクとか、市場規模ではサクラメントより小さな街でも好成績残してるチームはありますが、キングスもフロントがしっかりしてれば、いくらでもプレーオフに行けてたはずなんですけどね。
この15年間のオーナーは、マルーフ兄弟7年、ラナディーベ8年。
キングスを救ったと言われるラナディーベですが、ついにマルーフ兄弟を超えちゃいましたな。ラナディーベさん、ヤバいですよ。反省して下さい。
この15年間のGMは、ペトリー7年、ダレッサンドロ2年弱、ディバッツ5年弱、マクネアー1年。
この15年間のヘッドコーチは、マッセルマン、セウス(Kナット)、ウエストファル、Kスマート、Mマローン、コービン、Gカール、イェーガー、ルークと実に11人。
これだけコロコロ変われば、そりゃ勝てまへんよ。
結果論でいえば、マイクマローンで我慢すべきでしたし、イェーガーも続投すべきだったと思いますね。
そんでもって、ルークは続投濃厚?なんでしょ。コロナ禍でお金もないし。やることなすこと上手い具合にいきませんな。生き馬の目を抜く弱肉強食のNBAの世界の中で、素人が運営する組織だとこうなりますわ。
さて、今日の試合ですが、良く頑張ったと思いますよ。
フォックス、ハリバートン、ハリバン、バグリーと主力が軒並み欠場した上、ホルムズまで2Q途中に膝の怪我でいなくなってしまっては、お手上げ状態です。
ルークは、この試合30点差くらいで負けると思ってたらしいですが、4Q残り2分までリードしてましたからね。大大大健闘ですよ。
いつも批判の的となるヒールドですが、彼はなんだこうだいいながら、怪我に強い選手で、今季69試合で欠場したのはわずか1試合だけ。
先日も足首を捻りましたけど、プレーを続けて、その後も試合に出続けています。
昨季も一昨季も全試合出場。
プロ入りして今季で5年目ですが、休んだのはわずか3試合だけなんですね。
バグリーは、ヒールドの爪の垢でも煎じて飲んで、見習ってほしいですね。
ハンドリングが下手だの、マークが厳しいとスリーが打てないだの、いろいろ言われてるヒールドですが、プロは試合に出続けてこそ価値がある。スタメンが軒並み欠場しまくった今季、唯一、スタメンの中で最後まで出続けた彼には賛辞を送りたいと思います。
で、今日一番の驚きはやはりJJでしょう。
Justin James from DEEP pic.twitter.com/8vYwx2JaVA
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2021年5月14日
何とキャリアハイの31得点!
前半16点、後半も15点と大暴れ。ガベージの試合ではなく、ガチンコの試合でキャリアハイですからね。価値があります。本人は「勝たなきゃ、31点に意味はない」みたいなことを言ってたそうですが、普段、ベンチで応援団長的な役割しかなかった彼の活躍は素直に嬉しいですよね。
超がつくほどのド田舎のワイオミング大からドラフト2巡目10位で指名されて2年目。あの49点差で負けたジャズ戦で記録したキャリアハイの16点を大きく超える31得点。同期のTDの活躍に刺激されたんでしょうか。今度は彼の活躍で勝つところも見たいですね。
今季は残り2試合。
もうフォックスもハリバートンもハリバンもバグリーもホルムズも出ないでしょうから、消化試合の中で、ベンチメンバーの活躍を楽しみにするしかないでしょうな。