キングス133-129ウルブズ
まさか勝つとは思いませんでしたね。
だって、3Q残り3:46で27点差。
4Q突入時で19点差。
残り1分で12点差。普通ならボールキープして、時間使われて終わりでしょ?
ウルブズなんか、主力下げてガベージってきてましたからね。
残り39.2秒でもまだ9点差もあったんですよ。
でも追いついて、オーバータイムで勝っちゃうとは。
信じられない勝利です。
長いことキングスの試合見てますけど、ここまでの逆転勝ちというのは、ブルズに35点差を逆転勝ちして以来のワイルドなカンバック勝利だと思いますね。
なんせ、ESPNさんによると、
The Kings trailed the Timberwolves by 17 points with 2:49 left in the 4th quarter.
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) 2020年1月28日
Since 1996-97, the first year of play-by-play data, NBA teams entered the day 0-8,378 when trailing by 17 or more in the final 3 minutes of the 4th quarter or overtime.
The Kings won, 133-129. pic.twitter.com/w1ma1HD7cC
残り3分を切って17点差からの逆転勝ちは、96-97からNBAがplay-by-playのデータを取り始めてから、8378試合で初めてのことだそうです。
確率にして、0.012%ですよ。
そのくらい稀な勝利でした。
さらに、ヒールドが記録した4Qだけで20得点、FG成功100%は、2002年12月6日にコービーがマブス戦で記録して以来、2人目だそうです。
Buddy Hield scored 20 points on 6-6 shooting in the 4th quarter tonight.
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) 2020年1月28日
He joined Kobe Bryant (Dec. 6, 2002 vs Mavericks) as the only players in the last 20 seasons with a 20-point, 100% shooting 4th quarter in a game where his team overcame a 25-point deficit to win.
ヒールドはコービーが幼少時から憧れの選手でしたし、背番号も同じ24で、自分のバッシュにも「manba in life」とマジックで書いて、コービーのマンバメンタリティを見習ってますからね。
そんなコービーを崇拝するヒールドが、今日の試合で、キャリアハイの42得点、放ったシュート数は24。まさにコービーがヒールドに力を与えてくれた、もしくはコービーがヒールドに憑依したような、活躍を見せてくれました。
42 pts // 3 ast // 5 reb
— Kings on NBCS (@NBCSKings) 2020年1月28日
Buddy scored a career-high 42 points tonight.
(➡️ @SupercrossLIVE) pic.twitter.com/jyZDZvMq0p
それにしてもアンピリーバボーな試合でしたね。
途中まで見てましたけど、なかなか点差が1桁に縮まらないので、見るのを途中でやめましたよ。
実況のネイピアーさんも、3Q残り6:13でウィギンスのスリーポイント&1が決まった時点で、
「No chance to win」って言ってますもんね。
4Qでは、もう試合の大勢が決まってしまったので、クリスティと、コービーの思い出話をしてましたし、この中継のスイッチャー(放送の映像を切り替える人)も、場内のレイカーズユニ着てる人をとったり、放送席の2人を多目に写したりしてました。
1Qからスリーポイント入れられまくりで37失点。この試合全体でも、ウルブズのフランチャイズ新記録となる23本ものスリーを決められまくってますからね。
全く褒められたもんじゃないですよ。
それでも4Qに驚異的な、しかも残り3分を切って追い上げて追いついちゃうとは。
主力下げてガベってきたウルブズは、残り37.0秒で113-119と6点差になって、タウンズとウィギンスをあわてて戻したほど。
そいでもって、34.9秒でネイピアがFTを2本ともミス。この辺から、実況のネイピアーさんとクリスティの声も明るくなってきます。
でもまだ勝てるとは思ってなかったでしょうね。
そして、次のポゼッションで、ヒールドが29feetのロングスリーを決めて3点差。
ここでようやく場内がザワつき始めます。
で、ウルブズは残り23.0秒で、ウィギンズのアイソに頼りますが、シュートはショート。
リバウンドを拾ったフォックスが高速ドリブルを仕掛けて、ウィギンズがファウル。
フリースロー1本目を決めて117-119。
まだ2点差。
しかし、ここで信じられないウルトラスーパープレーが出ます。
De'Aaron Fox intentionally misses the free-throw, gets the rebound and lays it in to force OT. pic.twitter.com/FY2nrEpAQk
— NBA (@NBA) 2020年1月28日
わざとミスして、オフェンスリバウンドをとってレイアップで同点。
これには、ネイピアーさんもクリスティも、
Oh my goodness!
Can yon believe that?
でしたね。
残り3秒の、ウルブズのタウンズのウイナーも何とか凌いでオーバータイムへ。
ウルブズとは前回の対戦でもオーバータイム。その時は104-105で負けてます。
キングスは今季オーバータイムの成績は1勝4敗と良くないんですね。
でも、今日のキングスは粘りがありました。
オーバータイムも常に先手を許す苦しい展開。
でもその都度、フォックスのドライビングレイアップやビェリッツァのスリー、そしてボギーの勝ち越しシュートと粘ります。
ビェリッツァがもらったフリースローで勝ち越し。そのあとオコギがフリースローを2本とも外し、そのオフェンスリバウンドをデドモンが取って勝負あり。
とんでもない展開の試合をキングスが制しました。
反省点は多い試合でしたが、最後まで諦めなかったことは素晴らしいと思います。
スラムダングの安西先生も言ってましたもんね。
諦めたらそこで終わりだと。
その言葉を実践してくれました。
勝ったものの、素直には喜べません。なんかウルブズが気の毒にも思えてきました。
これで10連敗でしょ。しかも27点差を逆転されての負けですからね。うちもそんな負け方したことありますし、気持ちは痛いほどわかります。
同じドアマットチームとして、共に頑張っていきたいですね。
これでキングスの今回の遠征は終わり。
ジャズ、ヒート、ピストンズに負けて、ブルズとウルブズに連勝。
今思えば、ヒートに勝っておけば、勝ち越してたのにね。もったいない。まあ、ルークだから仕方ねーか。
次はホームに帰って、サンダー戦。期待せずに見守りますわ。
GO KINGS!