キングス104-113ロケッツ
正直、今のキングスの状態で、ロケッツに勝てるとは全く思ってません。
なので、負けることは織り込み済み。
私の試合の興味は、チーム上昇の兆しがあるかどうか。
そういう点では、3Q途中で最大25点差つけられながらも諦めず、4Q残り4:41には96-102と6点差まで詰め寄るなど、ポジティブな要素はありました。
◎4Qでの猛烈な追い上げ
79-97と18点ビハインドで迎えた4Qのスタート、
ルークが選んだメンバーは
コーリージョセフ
フォックス
アリーザ
ビェリッツァ
ホルムズ
このディフェンスを重視したメンバーに、フォックスの爆発力で、開始7分19秒間で17-5のランをかまします。
特にフォックス。
彼の爆発力はハンパなかった。
何かが憑依したかのように、アンストッパプルな存在になり、試合全体を支配する。
スーパースターになりうる要素の一つでもあります。
前半は、ゲームメイク中心で、他の選手を使うことに重きを置いていたと言ってましたが、いつしか自分でガンガン行くようになりました。
この日はキャリアハイとなる31得点、そのうち19得点を4Qだけで挙げました。ゴールデンワンセンターの観客を沸かせ、同点、逆転を期待させるような雰囲気も作りだしました。
Fast as 🦊
— Sacramento Kings (@SacramentoKings) 2019年12月24日
Swipa settled in nicely back home 🎥⤵️ pic.twitter.com/7IegK6uEZ3
ただいただけなかったのが、フリースローのミスの多さ。
いくらエンワンをもらっても、ボーナススローを落としたら意味がありません。もともとフリースローは得意な方ではありませんが、FT4/9ではダメですね。追い上げムードに自ら水を差してしまいました。
◎ヒールドとバグリー
その4Qでは、ヒールドとバグリーは一度も出番がありませんでした。
追い上げる段階で、攻撃的な2人にチャンスが与えられなかったのは、本人たちもショックでしょう。
でも今のままなら仕方ないでしょうね。
ヒールドはこの日も絶不調。FG3/12、3pt1/8の10得点。スランプは深刻です。
そしてバグリー。
もともとディフェンス面では穴になるバグリーですが、オフェンス面でももっと努力と工夫がほしいところ。
味方のためにスクリーンをかけて、シュートを打ちやすくするとか、フォックスの邪魔にならないように、ゴール下のスペースを空けるとか。
もっとホルムズのように、献身的にならないと、チームのためにも自分のためにもならない。
大学時代のプライドを捨てて、もっとガムシャラにやってほしい。ここから先に、伸びるかどうかは本人の考え方次第だと思う。
一つ言えるのは、このままではダメだ。
何度も言うけど、ホルムズを見習え。
◎兆しは見えたか
この試合、フォックスの爆発力で驚異的な追い上げを4Qに見せましたが、痛かったのはジョセフのファウルアウトでしょう。
96-102と6点差に詰め寄ってからの痛恨のファウルアウト。
チームのベストディフェンダーを失ったキングス。あれには、選手、ベンチ、観客、はたまたディバッツまでもが大きく落胆。審判に対する不満から、
REF YOU SUCK!
のチャントがアリーナに鳴り響いたほど。
この試合にボギーがいたらなぁ、と思わずにはいられませんでしたね。
お願いだから、早よ帰ってきてくれー。
ボギーがいない試合は5戦全敗。ボギーがいないと勝てない状況が続きます…。
◎次の2戦が勝負
これで4連敗。借金は今季最多の6となりました。
次はホームで、ウルブズとサンズを迎えます。キングスとプレーオフを争うウエストのライバルです。
両チームともここ最近は不調。
サンズは7連敗中、
ウルブズに至っては11連敗中です。
キングスにとっては負けられない相手です。
ここで連敗するようだと、それこそキングスの今シーズンは実質終わりでしょう。
連勝すると、まだ浮上の可能性はあります。
シーズンを左右する2連戦。
死ぬ気で戦って、魂を見せてくれ。
GO KINGS!