キングス100-97ナゲッツ
◎ナゲッツの連勝を止める
オーバータイムの末、ナゲッツを撃破。
素晴らしい勝利でしたね。
前半終わって40-57、スリー成功はわずか2/13の15.4%。FG成功率も32.6%と低調でした。
ナゲッツは6連勝中で、ここ11試合で10勝とノリに乗ってるチーム。正直、逆転して勝つのは厳しいかなと思いましたよ。
3Qで27-18と盛り返し、もしやと期待感を抱かせます。
しかし4Q残り7:21で73-87と14点差に広げられ、万事休すかなと諦めました。
ここからキングスのディフェンスが踏ん張り、およそ5分間ナゲッツに得点を許しません。
その間、徐々に追い上げ、残り50.7秒でヒールドのスリーが決まって88-89と1点差。
ヨキッチがフリースロー1本外してくれて、88-90から残り22.9秒でヒールドがレイアップ決めて、ついに同点。最後のナゲッツの攻撃も、ジョセフとホルムズのナイスコンビでマレーにシュートを打たせず、オーバータイムへ。
最後の6分半は17-3のランをかましました。
レギュラータイムの48分間は、一度もリードすることなく、オーバータイムにもつれ込みます。
キングスも試合巧者ですなー。
◎ハリバンのおかげ
オーバータイムは、10点中6点をハリバンが挙げる大活躍。3点リードの最後のナゲッツの攻撃もマレーを迷子にして終了。
ナゲッツの連勝を止め、17点差を逆転するという、大大大大大勝利を挙げました。ハーフタイムまでに17点差をつけられ逆転したチームは、今季のNBAでは、ヒートとレイカーズに続いて3チーム目だそうです。
FG成功率38.5%という低さで勝っちゃうのも、今季のNBAでは6チームくらいしかないそうです。
それだけ貴重な勝利でした。
◎オーマイゴッシュ
最後のナゲッツの攻撃のところ、ナゲッツ側の実況で見ると面白いですよ。
Uhh, Jamal Murray ... what was that? pic.twitter.com/Ef0ZY7Y9XT
— Dime (@DimeUPROXX) 2019年12月1日
スリーポイントを狙わないといけないのに、パスの出しどころがなく、ベースラインまでドリブルしたジャマールマレーに対して、実況アナウンサーは、
WHAT IS HE DOING?
(そして、ゲームオーバーのブザー)
OH MY GOSH…
失礼ですけど、笑っちゃいました。
ナゲッツファンの人ごめんなさい🙏
◎リベンジのキングス
いやー、それにしても爽快ですね。
これで11月は8勝5敗ですよ。
10月の0勝5敗から借金を3つ返しました。
地元ラジオ局KHTKのリポーター、マットジョージさん@MattGeorgeKHTKが、ツイッターでつぶやいていたんですけど、
The Kings are now 4-0 in rematches against teams that beat them earlier this season.
— Matt George (@MattGeorgeKHTK) 2019年12月1日
Funny enough, those four teams (Suns, Trail Blazers, Jazz, Nuggets) were the fist four games of the season for Sac, further proving that the 0-5 start was a fluke. #SacramentoProud
10月の開幕5連敗した相手5チーム(サンズ、ブレイザーズ、ジャズ、ナゲッツ、ホーネッツ)に対し、今日のナゲッツを含め4チームにリベンジしたことになるんですって。
まさにリベンジのキングスですね。ホーネッツとも12/13に再戦がありますから、リベンジしてやりましょや。
NBCのジェームスハムさんが記事で触れてましたが、相手を100点以下に抑えたのも6試合目。
18試合で6試合ですよ。
昨シーズンは82試合でわずか10試合だったのに、18試合で去年の記録にほぼほぼ並びかけてます。ディフェンスが進化している証拠でしょうかね。
◎活躍したのは
この試合のMVPは間違いなくハリバンでしょう。シーズンハイの30得点、5リバウンド、1アシスト、3スティール。ファウルもいっぱいもらって、フリースローは9/10。3Qだけで12得点。後半、キングスが追い上げる原動力となりました。オーバータイムでも6得点と大活躍。FOX、バグリー不在の中、ハリバンのリーダーシップは頼もしい限りです。
そして、ヒールド。
途中までは、3ポイントが1/10と絶不調でしたが、終盤にようやくスイッチが入り、4Qの勝負どころで、2つのスリーとレイアップで、追いつく要因となりました。この日は結局、21得点、FG7/20、3pts3/13でした。
ビェリッツァとホルムズもともにダブルダブルと頑張りました。ヨキッチとプラマーのいるインサイドの強いナゲッツに対して、今日はチームリバウンド50-48と勝ってるんですよね。この2人だけでリバウンド22個も取ってます。チームの勝利に大きく貢献しました。
あと、新人のジャスティンジェームズもよくやってますよね。
最近はルークの信頼を得たのか、プレータイムも増えて、今日は26分もプレー。ディフェンス面でよく貢献してます。アリーザ不在の穴を埋めてます。そのままチャンスを掴みそうです。
ブラデもいい選手を掘り当てました。まだまだ伸びる素材です。もっともっと活躍してほしいですね。
◎ボギーの怪我は
しかし不安材料もあります。
ボギーはやはりハムストリングが完治しておらず、試合後にルークが、ボギーは6分以上プレーできないと、明かしました。おそらくボギーも、騙し騙しやってるんでしょうね。
ボギーが抜けると、本当に厳しくなります。どのくらいの間、プレータイム制限が続くのか、非常に心配です。
◎気を抜けない戦いは続く
キングスはこれで8勝10敗と借金は2に減りました。次は、日本時間の火曜日にホームでブルズと、そのあとはライバルとなるウエストの強豪とのアウェー4連戦です。次の5戦を3勝2敗で行けると、5割&プレーオフ進出も現実的な目標として、見えてきそうです。
ナゲッツ戦の勝利を無駄にしないためにも、次のブルズ戦は確実に勝ちましょう。
GO KINGS!