キングス120-124ラプターズ
フランチャイズ史上タイ記録となる20本のスリーポイントを決め、形の上では接戦には持ち込みましたが、やはり王者の壁は厚かったですね。
1Q残り5:44で、ラウリーに逆転のスリーを決められて17-19となってから残りの42分間は、全く追いつけませんでした。
◎接戦?
この試合をどう評価するか?
なかなか難しいところです。
頑張ったと思いますよ。でも勝てたかどうかというと厳しかったでしょうね。
最終的には4点差でしたが、試合の大半でリードされてたわけで、力の差はありました。
強いチーム、勝てるチームというのは、勝ち方を知ってるんです。
勝ち方を知ってるというのは、ゲームコントロールがうまく、勝負どころもしっかり押さえてるわけで、今日のラプターズで言えば、4Qの守るべきところでディフェンスの強度を上げ、ターンオーバーを誘発させたりして、追いつかれそうで追いつかれなかったところですかね。
逆にいうとキングスは、4Q残り10:54で、92-95と3点差に迫ったのに、その直後にフォックスのパスミスでターンオーバー。
残り4分で、107-116からフォックスが3本連続でショットを外したことなど、差を詰めるチャンスがあったにもかかわらず、ことごとく潰しました。
フォックスのせいにするのは簡単ですが、彼の調子に左右されるのではなく、チーム全体でカバーできるようになればいいですね。
◎良くなってるはず?
でも、課題の3Qでは30-29と、ニックス戦に続いて相手を上回り、引き離されずよく頑張った点は評価できると思います。
後半の粘りも、開幕5試合に比べて出てきているのではないでしょうか。
チーム関係者によると、オフェンス面に関しては、連携も深まってきているようですが、ディフェンス面はまだまだ連携面などに課題があり、改善の余地が多大にありそうです。
◎トロントっ子がふるさとに
ラプターズは今季で創設25年目の節目のシーズンを迎えています。
ということで、試合中のタイムアウトの時間に、ラプターズの歴史を、ゆかりの人物で振り返っていました。
キングスって、ラプターズゆかりの人たちがいるんですね。いろいろと紹介されていました。
まずコーリージョセフ。
NBAに入ってからも、2015-17までラプターズでプレー。チームもプレーオフに進出するなど、貴重なバックアッパーとしてチームに貢献しました。
ラプターズのHCニックナースとは、この夏のワールドカップでカナダ代表として、ともに戦いましたよね。
ちなみに今日は、1Q残り3:20でヒールドに代わって入り、合計18分間プレーして、10得点でした。
それとアシスタントコーチのロイラナ。
彼はラプターズとは関係ありませんが、
ロイラナは、カナダの高校バスケ界史上最高のヘッドコーチと言われた御仁。
2017年には、19歳以下のカナダ代表を率いて、U-19ワールドカップで優勝という輝かしい実績もあります。
ラナはイギリス生まれですが、1歳のときに、家族ごとカナダに引っ越して、トロントで育ちました。ラナもトロントっ子です。
そして我らがダグクリスティ。
1996-2000までラプターズに在籍、デイモンスタウドマイヤーやビンスカーターともプレーしました。
2Q途中のタイムアウト時に、クリスティのラプターズ時代の映像が紹介され、観客からも大きな拍手が送られていました。ラプターズも粋な演出をしますね。ダグクリスティは、あの人柄ですし、ラプターズでも愛されていたんでしょう。
余談ですが、場内に流れたクリスティの過去のプレー映像見て思い出しましたが、初期のラプターズは、MLBのトロントブルージェイズの本拠地スカイドームでバスケットやってたんですね。懐かしく感じましたよ。
◎つぎはヤングとPG対決
キングスはアトランタに移動し、東海岸遠征第1弾の最後となる試合でホークスと対戦。
ホークスには、今をときめく新星PGトレーヤングがいます。
2年目の今季も絶好調。開幕戦でいきなり38得点、2戦目のマジック戦では39得点。足首の捻挫で2試合休んでましたが、復帰したスパーズ戦で29得点13アシストとさっそく大暴れしてました。今日のブルズ戦はわずか9得点、3アシストに終わりましたが。
フォックスとの若手PG対決が非常に楽しみです。
ホークスは、コリンズが半薬物プログラムの規定に違反したため、25試合の出場停止処分を受け欠場。キングスはインサイドで優位に立ちたいですね。ホークスは4試合連続のホーム開催の最後の試合。キングス戦が終われば、POR、DEN、PHO、LAC、LALと対戦する、恐怖のウエスト遠征に出るだけに、キングスには絶対に勝っておきたいと思ってるはず。キングスも勝って気持ちよくホームに戻りたいので負けるわけにはいきません。
絶対に勝ちましょう!
GO KINGS!