◎2004年アテネ五輪 3位🥉
復活を期したアテネ五輪。
シャックやコービー、その年のMVPケビンガーネットは参加しなかった。
ベテランでは、アイバーソン、ダンカン、マーブリー、若手では19歳のレブロン、カーメロ、ウェイドが参加した。
もはやドリームチームとは言えなくなった米国代表。何と五輪の初戦からプエルトリコに73-92で敗戦。何とか決勝トーナメント進出は決めたものの、予選リーグは3勝2敗とギリギリだった。
決勝トーナメントでもアルゼンチンに敗れ、3位決定戦でリトアニアに勝利して、何とかメダルだけは確保できた。
◎2006年世界選手権 3位🥉
日本開催の世界選手権。この大会もオールNBAのメンバーで構成したが、またも優勝できず。
中心は、アテネ五輪にも出場したレブロン、カーメロ、ウェイド。そのほか、クリスポールやクリスボッシュもメンバー入り。
キングスからは、ブラッドミラーが1998年の世界選手権に続き代表入りした。
予選リーグは全勝で勝ち上がったものの、準決勝でギリシャに敗戦。3位決定戦でアルゼンチンに勝ち、メダルはキープした。
日本は、予選リーグでニュージーランドに悔しい負け方をして、予選リーグ敗退。先日、ニュージーランドと親善試合をして、その思い出が蘇ったファンも多いのでは。
◎2008年北京五輪 金メダル🥇
バスケ大国の威信を取り戻すため、久々にドリームチームと呼べるくらいのメンバーが勢ぞろい。
ここ数大会の中心であるレブロン、カーメロ、ウェイドに加えて、ボッシュに、クリポ、そしてコービー、ジェイソンキッドと役者も揃った。
予選リーグから圧勝続き、決勝トーナメントも順調に勝ち進み、決勝はパウガソル率いるスペインと対戦。118-107で勝ち、2000年のシドニー五輪以来の金メダル獲得となった。
◎2010年世界選手権 優勝🏅
前回の北京五輪からメンバーが大きく入れ替わり、若返った。
エースはケビンデュラント。チームの大半の得点を彼が担った。
サンダーのウエストブルックとデュラントのデュオがチームを牽引。
ステファンカリーやケビンラブ、ローズなど、21歳前後の選手の活躍が目立った。
そういう視点で見ると、今回の代表に21歳のフォックスが入るのも時宜にかなっている。
大会は、予選リーグから決勝まで全勝で優勝。MVPにはデュラントが選ばれた。
◎2012年ロンドン五輪 金メダル🥇
ロンドン五輪でも再びドリームチームと呼べるチームを結成。
コービーやレブロンが代表復帰、デュラント、ポール、カーメロなど、ここ数大会の米国代表のメンツを結集。
予選リーグは5戦全勝、決勝はガソル兄弟率いるスペインに少し手こずったものの、107-100で勝ち、2大会連続の金メダルを獲得した。
◎2014年世界選手権 優勝🏅
このチームはロンドン五輪からメンバーを大きく入れ替えた。ハーデンやクレイトンプソン、アンソニーデイビス、カイリーアービング、ステファンカリーなど、次のリオ五輪を見据えたメンバー構成となった。
予選リーグは5戦全勝で圧勝。得失点差が+155という圧倒ぶりだった。
決勝トーナメントに入ってからも、メキシコに23点差、スロベニアに43点差、リトアニアに32点差、決勝はセルビアに37点差と、他の国をよせつけなかった。
キングスからは、カズンズとルディゲイがメンバーに入った。
◎2016年リオデジャネイロ五輪 金メダル🥇
2014年の世界選手権メンバーに、デュラントやカーメロが加わり、さらにパワーアップ。カズンズも選ばれた。
予選リーグでは、セルビアに3点差で勝利するなど苦戦することもあったが、5戦全勝で突破。(残り数秒で、同点を狙ったボギーのスリーが外れてセルビアは負けました。惜しかったですね)
そのセルビアとは決勝で再び対戦。決勝では30点差をつけて、勝利し、見事金メダルを獲得した。
という感じで、92年のバルセロナ五輪からリオ五輪まで、アメリカ代表の変遷を見てきた。ドリームチームの熱狂からマンネリ化、スター選手の不参加、NBAの労使間のトラブルの悪影響、他の国のレベルアップによる米国代表の低迷など様々な時期を経て、ここ数大会、バスケ王国アメリカは復権を果たしてきた。
今回の世界選手権、怪我などで辞退者が相次ぐ中、セルビアやリトアニア、スペインなど強豪国がひしめく中、優勝できるか。米国の戦いに注目ですね。
追伸
昨日、カズンズがACLの大怪我。去年のアキレス腱断裂に続く大怪我に、言葉が出ない。一日も早い回復を祈りたい。